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Design labo for Architecture
weblog

I’m home no.98 掲載


2019.01発売 商店建築社 I’m home no.98 に

弊社設計監理の住宅
離山ノイエ

掲載されています。

I’m home | no.98

Miyamae Housing PROJECT

Status:Commission 2013.11. Completion | Client:
Location : Osaki Miyamae Saitama Japan | Total Floor Area :500sqm
Project Architect:Kenichi Togawa  | Construction firm:





































Kitazawa Housing Project

Status:Commission 2016.8. | Client:
Location : Kitazawa Setagaya Japan | Total Floor Area :140m2
Project Architect:Kenichi Togawa / Hagane Watanabe | Competition Status Finalist (5/116)




































Oz bldg 竣工


プロジェクトのスタートから4年半が経過し、Oz bldgが竣工した。
Ozbldgの建つ池袋西口の裏通りは、大通りに囲まれたワンブロックの裏側のような場所で数十年前から建っているであろう雑居ビルが
沢山残る昼はひっそりとし、夜は居酒屋・スナック・風俗・ラブホテルといった他業種が連なる繁華街となるような場所である。
決して品の良い街とは言えないその地に品の良いテナントが入るような建物を設計してほしいという依頼からスタートしたと記憶している。
ワンフロア15坪程度の小さなビルを設計するにあたり、交差点に面する敷地に対して交差点を含め隣の建物までが空間の一部のように
認識できるよう外に開くことを意識した。扉を開いたら別世界がそこにあるような建物ではなく、内部の所作が外に対して堂々と見えて
も良いようなつくられ方がされていれば、必然的に中を見られても平気なテナントが入居するだろうという目論みもクライアントと検討
をしていくなかでたてていた。

周辺相場や昨今の不動産不況が続く中、結果的には4年以上前の好景気時の事業計画通りの賃料設定で竣工後直ぐにほとんどのフロアが埋まったことは喜ばしいことである。最初から不動産業者やデベロッパーが入っているわけではなくひとつひとつクライアントと試行錯誤しながら検討した成果の一部ではあるが、そこに住むわけではないクライアントにとっては、出来上がった建物の出来は勿論ではあろうが続々と入居が決まったことは大きな成果であったに違いない。
建物の竣工は大切に育てた子供が巣立っていくような感覚を覚えるが(まだその経験はないけれど)30年50年とこの先もこのビルに沢山の事業者が建物を使い倒して賑わいとともにこの街に馴染み存在し続けてほしいと思う。

Works to Oz bldg

renovaton-Shinbashi S bldg-

1月から現場が進んでいるビルのリノベーション。ようやく完成が近づいてきた。
友人のための住宅なのだが、施工は友人の父上が行うセルフビルドに近い形で進められた。
設計図書を元に施工されているかどうかの監理が非常に難儀ではあったが、友人も非常に満足しているようでなによりである。
1.4mx3mの大きなSUS天板のアイランドキッチンの据え付け工事がほぼ終了。
テーブルを兼ねたアイランドキッチンが現場に到着した時は大きすぎたかな。。。と不安になったけど設置されると考えていた通り空間の気積に
フィットした心地よい大きさとなり、キッチンというよりはもう一つの床のように見えてきて面白い。
大人数が同時に食事ができる場所という要望に対してキッチンとダイニングを分けて考えるのではなく大きなキッチンで食事をするような、
ダイニングテーブルで調理するような感じられ方をするのではないかと期待している。

今からそこで食事をすることが楽しみでならない。

キッチンとダイニングを別々に作っていたら、この場所には中途半端な場所になってしまったかもしれない。
この大胆な提案に対してそれを理解し実現させようという友人夫婦の決断を裏切らずにリアライズできたかなと思っている。

OZ bldg 2012.02.06

Oz bldg 工事も佳境。鉄骨工事が終わり各階のコンクリート打設も終了。この建物のファサードは構造のフレームにサッシが取り付いてフィニッシュであり構造体の今の現場の状態に近いカタチで決まる。サッシと躯体の取り合いについても鉄骨の精度をかなり要求しているため慎重に現場確認をする。
最上階は事務所兼住居でも可能なメゾネットで天井高の高い気持ちの良いスペースとなりそうである。
竣工まであと2ヶ月。気が抜けない日々が続く。
外壁工事、サッシ工事と続きテナントビルであるため内装工事は共用部のみとなったのだが携わる部分に関しては諸条件の中で最善を尽くし、ゴールを目指して進んでいきたい。

IAUD 現場視察 -西久保ノイエ-



二年前に竣工した「西久保ノイエ」を訪問した。
クライアントとプライベートでも良いお付き合いをさせていただいているため、年に数回はお邪魔しているのだが、今回はIAUD(国際ユニヴァーサルデザイン協議会)という建築、家具、家電、自動車等の国内大手メーカー120社でつくるユニバーサルデザインの研究、普及、向上を目的とした団体から住宅を見学させて欲しいとのオファーがあり案内することとなった。

全国から集まった20名を超えるデザイナーの方々にクライアント共に案内して廻るということは、オープンハウスでもなかなか経験のないことではあったが、建築家が多く来るオープンハウスとは少し異なる視点に立った質疑・感想もあり貴重な機会となったと思う。
実際に生活をされているお宅に写真撮影をさせていただく機会はあるが、ゲストと共に見学をさせていただく機会は住宅では今までにはあまり無かったことでこのような機会を提供していただき、おもてなしまでしていただいたクライアントのご家族にはとても感謝している。

H House @minato-ku Tokyo

H プロジェクト @minato-ku Tokyo


某所で昨年末より設計しているビル最上階2層のリノベーション。
だいぶ設計がフィックスしてきた。

ゲストに料理を振る舞うことも日常的に多いクライアントとの対話を通して、最終的にW3000D1400という相当広いアイランドキッチンを中心とした空間にしようという方向へ向かっている。

僕も料理をするのだけど、ゲストを呼んでご飯を食べる時に食べる人と作る人の距離感が近すぎてもダメだし遠すぎてもダメだと実感しているのだが、キッチンの置かれ方だけで場所が決定されるような今回のプロジェクトは、その距離を再考するのに適したプロジェクトだ。

こんなに広いカウンターは今までに経験がないだけに、1/20の模型でのスタディーと並行して原寸でもその広さのチェックをしているのだが、実際に出来上がってそこに立ってみたいというワクワクした感じ。いつもそうだが、出来上がりを想像しながら楽しみにしている気持ちはクライアントと同じだ。

年末から解体が進み着工間近。暖かくなる頃にはその姿を見ることができるであろう。とても楽しみだな。

上棟 -Oz bldg-

2011.11.28 | 上棟 -Oz bldg-
現在建設中のOz bldgが上棟した。
周辺の建物と同じような高さではあるが、道路斜線で決定されている
他の建物のボリュームとは異なり突出した感がある。
6階建てではあるが各部材が華奢なのでスケール感は意図の通りいって
いるように思える。
これから1000カ所以上の現場溶接は時間も手間もかかるが、
この建物の大事な部分であり仕上がりが楽しみだ。

 

 

 


鉄骨建方 | Oz bldg

2011.11.14 鉄骨建方 | Oz bldg

鉄骨建方が今日からはじまった。
多数の電線に囲まれた敷地に鉄骨を建込んでいく。
決して広くないこの敷地での建て方は容易でないことは見ているだけでよく分かるが、
鳶の方々は手慣れた手つきで次々と鉄骨を組み上げていく。
高所が苦手な私にとっては鉄骨鳶の方々が軽い身のこなしで
足場のない高所へ昇る姿にいつも感嘆してしまう。
全行程8ヶ月の中で、初めて建物の全容が見えてくる最もスリリングで楽しい瞬間だ。
鉄骨だけが立つその姿は、いつ見ても美しい。
但し足場が立ち仮囲いが施されてしまうため
この1週間しかその華奢な姿を見ることが出来ないのが残念でならない。








Oz bldg -配筋検査-


現在進行中の池袋Oz bldg 地下1F地上6Fのビル。
プロジェクトを開始して4年の月日が経とうとしている。
事務所を神楽坂に移転する前から進めていたプロジェクトも、この計画をもって最後となる。
ここまでの道程を振り返ると感慨深いものがある。
地下躯体の配筋が終わり今日は配筋検査。来月には鉄骨建て方/上棟である。

4年という月日は長いと思っていたが、プロジェクトがキックオフされたその時から社会情勢と共に
近隣環境も大きく変化しているが、建物が竣工後何十年というスパンでそこに在り続けることを考えると、
その期間は決して長いものでもないのだと改めて思う。
我々が携われる期間も残り僅か5ヶ月。来年の春が楽しみである。